〒464-0075
愛知県名古屋市千種区内山3-31-18
T-スクエア2F

Tel.052-735-0300

名古屋市千種区
内科 呼吸器内科 皮膚科
喘息 アトピー性皮フ炎 禁煙外来など
伊藤クリニック

Mobile Site

喘息外来

喘息の病態と疫学

気管支喘息は、慢性的な炎症が気道にあり、何らかの刺激で気管が狭くなったりすることによって、「ヒューヒュー」「ゼーゼー」といった呼吸音(喘鳴)が出て、苦しい発作を起こすことがあります。

気管支喘息は決められた薬をきちんと使い、症状のコントロールを行えば怖くない病気ですが、しっかりと治療を行わないと、死に至ることもある病気です。喘息治療薬の普及等により、年々喘息患者さんの死亡者数は減少しており、2007年には喘息死亡者が3,000人を下回りました。

喘息の症状

  • 発作性の呼吸困難
  • 喘鳴
  • 胸苦しさ
  • これらの症状が夜間及び早朝に発現
  • 無症状期を挟んで反復
  • 安静時でも出現
  • 運動、労作時に呼吸困難(息苦しさ)

喘息死の要因

患者側
  • 喘息に対する認識不足
  • 不定期受診
  • 医師の指示を守らない
  • アドヒアランスの不良
医師側
  • 患者さんへの教育不足
  • ステロイド薬の急激な減量、中止などの治療薬不足
  • 救急医療体制の不備や遅延など

喘息の病態 正常な気管支 炎症を起こした気管支

喘息の検査

気管支喘息の程度を検査するには、ピークフローメーターという簡便な器具を使います。

その他にも、スパイロメトリーという専門的な検査を行うこともあります。これらの検査を行うことで、症状のコントロール状況を測ります。

喘息治療薬

薬物療法の変遷

  • 過去:気管支拡張薬
  • 現在:抗炎症薬+気管支拡張約

昔は気管支を拡げる治療をすれば良いと考えられていましたが、最近では、気管支を拡げる治療はもちろんのこと、「吸入ステロイド薬」や「ロイコトリエン受容体拮抗薬」などを使用して、気道の炎症に対する治療をすることが求められています。症状を抑えるために、しっかりお薬を使うことが重要です。

特に「ロイコトリエン受容体拮抗薬」は一日一回寝る前に飲むだけで気道の炎症に対する効果が世界的に認められています。
また、私の勤務していた、藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院呼吸器内科では、「ロイコトリエン受容体拮抗薬」を飲み続けることで、気管支喘息の症状を抑えるのはもちろんのこと、風邪を引きにくくなる、というデータが出ており積極的に使われています。

TOP