気管支喘息は、慢性的な炎症が気道にあり、何らかの刺激で気管が狭くなったりすることによって、「ヒューヒュー」「ゼーゼー」といった呼吸音(喘鳴)が出て、苦しい発作を起こすことがあります。
気管支喘息は決められた薬をきちんと使い、症状のコントロールを行えば怖くない病気ですが、しっかりと治療を行わないと、死に至ることもある病気です。喘息治療薬の普及等により、年々喘息患者さんの死亡者数は減少しており、2007年には喘息死亡者が3,000人を下回りました。
喘息の症状
- 発作性の呼吸困難
- 喘鳴
- 胸苦しさ
- 咳
- ※これらの症状が夜間及び早朝に発現
- ※無症状期を挟んで反復
- ※安静時でも出現
- ※運動、労作時に呼吸困難(息苦しさ)
喘息死の要因
- 患者側
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- 喘息に対する認識不足
- 不定期受診
- 医師の指示を守らない
- アドヒアランスの不良
- 医師側
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- 患者さんへの教育不足
- ステロイド薬の急激な減量、中止などの治療薬不足
- 救急医療体制の不備や遅延など