〒464-0075
愛知県名古屋市千種区内山3-31-18
T-スクエア2F

Tel.052-735-0300

名古屋市千種区
内科 呼吸器内科 皮膚科
喘息 アトピー性皮フ炎 禁煙外来など
伊藤クリニック

Mobile Site

アトピー性皮フ炎

アトピー性皮フ炎

アトピー性皮フ炎は皮膚のバリア機能が低下しているため、乾燥肌になりやすいです。
通常はステロイド外用薬やタクロリムス軟こう(プロトピック)、保温剤で治療しますが、十分な効果が得られない重症のアトピー性皮フ炎に対し、「ネオーラル」という内服薬が平成20年10月より保険適用になりました。

アトピー性皮フ炎の治療目標

アトピー性皮フ炎は遺伝的要素も含んだ様々な原因が重なり合って起こる皮膚の病気であり根治させる治療法はありません。

目標は良い状態にコントロールすること、健康な人と変わらない日常生活を送れるようにすることです。

悪化の原因

  • 環境因子
  • 発汗
  • 物理刺激(かいてしまう)
  • 細菌・真菌
  • アレルゲン(ペット)
  • ストレス
  • アルコール
  • 食事

予防法

スキンケア
入浴、シャワーで皮膚を清潔に保つ
爪を短くしてかかないようにする
環境のケア
部屋の掃除をこまめに行い、ダニ、ハウスダストを減らす。

治療

  1. 炎症を抑える
    ステロイド外用薬
    5段階あり、重症度に合わせて使用する。
    悪化していれば強いものを、落ちついていれば弱いものを使用する。
    長期にダラダラ使用しない!
    タクロリムス軟こう
    長期に使用しても皮膚の委縮などの副作用を起こさない。
  2. かゆみを抑える
    抗ヒスタミン薬
    かゆみを抑えます。かいている間はコントロール不良!
  3. 炎症が治まった後の維持
    保湿薬
    バリア機能を低下させないように皮膚を保護します。
  4. 内服療法

    1~3の薬剤を使用しても十分な効果が得れない重症アトピー性皮フ炎に「ネオーラル」の内服療法があります。
    ネオーラルは免疫にかかわるTリンパ球に作用し、異常な免疫反応を抑える飲み薬です。
    16才以上で強い炎症を伴う湿疹が広範囲にある患者さんに適応があります。

    湿疹が悪化している時期に一般的に服用します。
    改善さえすればネオーラルを中止し、外用薬を中心とした治療を行います。
    継続して服用する薬ではありません。(最長でも3ヶ月)

    ネオーラルを服用する上での注意点

    血圧が上昇する事があります
    ⇒定期的に血圧測定をします。
    腎臓機能が悪化する事があります
    ⇒採血で腎機能やネオーラルの血中濃度を測定し、異常があればネオーラルを減量又は中止します。
TOP